学校ブログ

人権教育講演会

2018年10月24日 20時56分 [管理者]

  10月24日(水)人権教育講演会が開催されました。本来なら、古河市出身の「平澤保治先生」をお招きして,お話をいただく予定でしたが,前日に体調を崩し,参加できないという連絡を受け,急きょ,国立ハンセン病資料館学芸員「金 貴粉先生」に講演していただきました。
生徒たちは,これまで,平澤先生のハンセン病に関する本を読んだり,DVDを見たり,道徳の時間にハンセン病問題について学習してきました。真剣な態度で,金先生の講和を聞き,平澤先生にお手紙を書きました。

                   「世界で一番遠い場所」


「私は,ビデオを見たり,話を聞いたりして,ハンセン病になってしまった方が大変な差別を受けていることを知りました。それを知り,私は,差別をしてはいけない。なくしていかなければならないと強く思いました。私は、少しでもみんなの気持ちが変わればいいなと思います。そして,今、何の病気にもかからず、幸せに暮らしていることに感謝し、生きていきたいと思います。また,病気にかかっても生きる希望を捨てずにいきたいです。1年」

「私は、二小出身で、今までハンセン病について平澤さんに何度も教えていただきました。全生園にも実際に行き,療養所がどういうものなのかなども知っていました。平澤さんから直接詳しくお話をきくたびに,辛さが伝わってきます。全生園に入所されていた方,すべての人が丘の上から故郷を眺めているというところは,特に悲しみが伝わってきます。私は、っとハンセン病について知り、理解を深めたいです。2年」

「私は、講演会までハンセン病についてくわしく知りませんでした。しかし、この講演会でたくさんのことを知ることができました。差別を受けた日々の話を聞き,とても悲しくなりました。それと同時に,自分もどこかで差別をしていることに気づきました。平澤さんの存在は、私の中でとても大きなものとなりました。今まで気付けなかった自分の悪い側面などにも目を向けることができました。これからは、よりたくさんの人と深く関わり合い,周りの人に目を向けられるようになりたいと思います。3年」

「動画を見せていただきました。とても辛い過去ですね。たぶん、私だったら保治先生のように強く生きることができなかったと思います。差別されても強い気持ちいた先生は、すごく素敵です。現実から逃げ出さずに立ち向かう姿を尊敬していますハンセン病について詳しく知ることができました。3年」